飲食店と共に日本の可能性とこれからを考える労働と内装などについて

飲食店は新しいフェースに入っています。提供するのは飲食だけではなくなっているのです。 カフェではエンタメや社会の問題提起など、さまざまなテーマが設けられております。内装もそれに伴い多様化しているのです。
飲食店は多面的な価値観を持ってきているのが2020年代です。カードゲームをすることが目的であるカフェもあるなど、内装はコンセプトに伴い変化しているのです。 カードゲームカフェならばガラスケースレアカードが飾られている、障碍者雇用カフェならば活動日誌を置いておく本棚があるなど、特色により店舗の内装も変化しています。

コワーキングスタイルカフェは人と情報とエンタメが集まる場所

飲食店 内装

サロンと呼ばれるお店が19世紀から20世紀の初頭のヨーロッパで流行しました。紳士淑女が集まりアルコールを嗜んだり喫煙をしたりしながら会話をし、情報交換やビジネスのための人脈を築いた場所になります。現在も昔も情報の持つ価値は不変ですが、現在と違って情報は直接的にやり取りをするのが当時の習慣でした。そこには商売の話もあれば国際情勢の秘密の話、恋の話題やお金儲けなどさまざまなテーマで情報が飛び交っていたのです。
現在はSNSやコミュニケーションツールで同様のことが行われておりますが、やはり対面で交わす情報量の有益性は不変的になります。それに直接会うことで情報だけではなく、コレクションを交換したり物を売買することや、一緒にいてお酒を飲んだり歌ったりなどさまざまなことが出来るのです。人間からこうした無駄を省いたら何一つ残りません。知的好奇心の赴くまま有史から行動してきたから現在があります。
カフェでは人が集まることで情報もお金も集まり、新しいビジネスが生まれるのです。現在のサロンはコワーキングスペースやギークスペースと呼ばれる空間かもしれません。様々なコミュニティが集まり、友人や知人になって助け合う共同プロジェクトを立ち上げます。深い意味もなく集まって喋っているだけの場合だってありますが、人間が3人集まれば大きな知恵になると言う諺だってあるぐらいです。
たとえばプログラムのエラーの解決方法を相談する、近所で虐待に困っている子供を助けたいと知恵を借りに来る人や、大きなイベントをしたいと共同出資者を探す人が来るフリーダムな場所がコワーキングスペースになります。

エンタメを満喫する新しいマンガ喫茶カフェ

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マンガ喫茶は2000年代に大流行して、全国に店舗が拡大しました。1時間数百円で入場出来て漫画が読み放題でパソコンも無制限で出来て、その上ドリンクまで飲み放題と言うコンセプトはユーザーを引き付ける魅力には十分だったのです。マンガが読みたい人もパソコンがやりたい人も、終電を逃して一夜を過ごしたい人もみんなマンガ喫茶へ行きました。
しかし2010年代に入ると大人気だったマンガ喫茶の閉店が増えてゆき、いつしか姿を消していってしまったのです。スマートフォンの台頭からパソコンがなくても動画の視聴が出来るようになったこと、スマート丼の定額サービスなどで漫画が読み放題になったことが背景にあります。またマンガ喫茶の薄暗い雰囲気などを嫌って、リピーターが減って行ったことも要因です。 現在新しいマンガ喫茶が話題になっています。
たとえばサウナや大浴場を備えており、清潔で明るく室内は過ごしやすく健全です。そして足を伸ばして眠れるベッドルームがあり、セキュリティも万全でゆっくり仮眠を取ることが可能になります。コンセプトはホテルでありながら豊富なマンガの蔵書を持ち、お風呂とサウナを楽しめるスーパー銭湯の機能も持っているのです。
ホテルがテーマなので飲食店の機能を持っており、美味しい中華や日本料理を楽しむことも出来ます。現在こうした新しいコンセプトのカフェ店飲食店兼プラスアルファ―の店が増えているのです。世の中は多面的になっており、その全てをサービスに取り込むことで集客を目指す新しいカフェの形になります。

アウトドアを楽しめる新しいカフェ

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現在のアウトドアブームにより、山間部のキャンプ場はテントが張れないほどの人気になっております。駐車場も行列であり、トイレだって順番待ちが発生しているのです。これではせっかくの大自然に遊びに行っても、都会にいるのと変わりません。夜はお酒を飲んで騒ぐ人がいるほか、スマートフォンのゲームの音もします。夜空だけは綺麗なのが救いです。
こうした状況から都心でキャンプをすればよいのではないかと、逆転の発想で作られたのがアウトドアカフェです。建物は東屋でありバーベキュースペースが各テーブルにはありますので、注文した食材を自分たちで焼くことが出来ます。その他にもカフェスタイルに対応しているので、スイーツやアイスなどを注文することも出来るのです。都会に居ながらアウトドア気分を満喫し、焚き火を眺めながらスイーツを食べることはアウトドアカフェならではの贅沢な過ごし方になります。
山梨や長野でキャンプをして楽しめば、帰宅するのには高速を使っても2時間程度の時間がかかるのです。しかし都心部のアウトドアカフェならば、早ければ15分遅くても30分程度でいつも使っている駅に到着することが可能になります。疲れて遅くなったら都会のホテルで宿泊してもいいのです。
同様のカフェは現在増えてきており、都心部にバーベキュー場やバイクで集まる宿泊施設など、今までだったらツーリングなどを含めて楽しむイベントを都心部で楽しめるようになりました。忙しい現代人にはこうした息抜きが必要であり、あえて地方へ行かなくても都心で自然と触れ合う気分になることもリフレッシュになります。

目指すは昭和の純喫茶のカフェ

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昭和がブームです。横丁や昭和に流行ったお菓子や車や文化やアイドルなど、懐かしさだけではなく昭和の良さを再発見するのがブームになっております。事実昭和のアイドルグッズが高値で取引されたり、アニメグッズやビニール人形はプレミアが付いていたり、旧車と呼ばれるバイクや車が現在の新車よりも高くなっていることすら珍しくはありません。
人気は様々な業界に飛び火して、昭和の純喫茶を愛し始めるマニアも増えてきました。 純喫茶はお酒などのアルコールを伴わない喫茶店の総称です。起源は明治時代まで遡り、その頃は文化人が集まるミルクホールの愛称で親しまれていたのが後の純喫茶になります。現在の純喫茶の定義は、レトロであることやメニューに昔ながらのナポリタンがあることなど、懐かしさと安らぎを求める傾向があります。古い放浪の看板や、当時の蓄音機などやサイフォン式の珈琲なども気分を高揚させるアイテムでポイントが高いです。
こうした純喫茶は純喫茶カフェとして、新規出店でレプリカ的に運営する企業も増加しています。雰囲気を出すための当時物の食器や調度類を集め、店内の内装も閉店した喫茶店の内装を一部移築するなどの手の込みようがあるのです。場所は都心部の一等地で展開しながら、時代をタイムスリップしたような昭和な雰囲気のポイントが高くなっております。
若者達が集まって来る場合もありますが、年配の女性や男性がふらりと訪れて懐かしいと声を上げることもあるのです。こうした新しくて古いカフェだって、現代では通用します。蔵などを使って同コンセプトで営業すれば、文化遺産の保護や町興しにも有効な手段です。

まとめ

飲食店 内装工事

カフェを出店するには熱意が必要です。1杯400円のドリンクで利益を出して、経営を続けるのは大変なことだからです。 しかし喫茶店カフェ文化はなくしてはいけません。人が集まり交流をする場所は、デジタルツール上だけではなく、コーヒーやお茶を片手に喫茶店で行われるので情緒があるのです。良い喫茶店を知っていれば疲れた時や、のんびりしたい時にも立ち寄れる魅力があり人生の活力になります。